当番世話人挨拶

第26回CTサミットテーマ『CT未来予想図』
大沢一彰(松本メディカルクリニック 茨木水尾画像診断センター)

第26回CTサミットの当番世話人を務めさせて頂きます大沢です。
第7回より世話人として参加させて頂き,3回目の当番世話人を務めさせて頂くことになります。
さて,Covid-19は本年5月8日より5類に移行しますが,イベント施行者と致しましては未だ感染状況の推移が心配でなりません。昨年の千葉開催では感染が落ち着いていたにも関わらず直前に増加し,通常通りとはいきませんでした。
今年に入って世の中全体が活気を取り戻す中,JRCに続いてCTサミットも通常通り,もしくはそれ以上に活気に満ちて集いたいと思っております。
第26回CTサミットは大阪,千里ライフサイエンスセンターで開催することとなりました。3回目の大阪開催です。実行委員のメンバーは関西圏の9つのCT研究会の代表やメンバーで構成されており,実行委員長は吉川氏(大阪医科薬科大学 関西BNCT共同医療センター)に務めて頂いております。関西はCTのスキルなメンバーが多数おられる一方で,協力して研究を行った発表が日本の他のエリアよりも少なくなっている気がしました。オール関西で臨む理由,それは個々の能力を繋げ拡大し,活性化できればと思いました。CTサミットは運営状況の変化に伴い,東京開催に固定された時期もありましたが,全国をいろいろ巡って実行委員会を編成して頂き,協力し合いながら盛り上げていくのがスタイル=メリットだと現在も感じています。
昨年の第25回大会では辻岡代表(元)をはじめ6人の世話人が勇退されました。
時代の変革に伴い,共に知恵と労力を使って回を重ねて来た先輩方に続いて,私も今回で勇退となります。
第27回からの完全新体制のプロローグとして,プログラムは実行委員会でテーマを「未来予想図」とし,フォトンカウティングCTが稼働し始めた機会を節目として,それぞれカテゴリー別に回顧し,現状から未来を創造してみようという内容にしました。マルチスライスCTの多列化,面検出器CT,2管球CT,Dual Energy CTといった技術革新によって,取得できる画像データの進化。それを理解しベースとして繋げていくのか?それを凌駕できる技術である故,根本的に違うアプローチを取るのか?手探りでありながらワクワクしてくるのは私だけではなさそうです。
マルチスライスCTが登場した時のような,それ以上のインパクトがフォトンカウンティングCTにはありそうだと考えています。
オンデマンドが当たり前となっていますが,CTの仲間達の集いであるCTサミットにたくさんの方々のご来場を世話人,演者,実行委員一同,お待ち致しております。

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